我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業費補助金(コンテンツ産業の海外展開等支援)
コンテンツ製作の生産性向上に資するシステムの開発・実証支援
従来テロッパーと「mashup」による作業比較
本実証実験では、従来のテロッパーと mashup を使用して同じ作業を行い、通信効率の向上による作業時間短縮の効果を測定しました。
測定結果
使用システム | 作業内容 | 所要時間 |
---|---|---|
従来テロッパー | テロップの画像書き出しまで | 1分40秒 |
画像のコピー・スイッチャーへの取り込みまで | 22秒 | |
mashup | テロップの保存・送出まで | リアルタイム |
使用システム | 作業内容 | 所要時間 |
---|---|---|
従来テロッパー | テロップの画像取り込み・保存まで | 1分49秒 |
テロップデータのリネームなど | (別途作業時間) | |
mashup | テロップの保存・送出まで | 14秒 |
まとめ
実証実験の結果、mashup を使用することで、テロップの作業時間が大幅に短縮されることが確認されました。特に、リアルタイムでの送出が可能となり、従来の手順に比べて効率が向上しました。 今後もさらなる検証を重ね、よりスムーズな運用ができるよう改良を進めていきます。
アンケート結果報告
本アンケートでは、「mashup」導入による作業時間の短縮効果や認知状況について調査しました。
アンケート①:作業時間の短縮効果
【mashup】の導入により、普段行っている同程度のテロップ作業と比較して、どの程度作業時間を短縮できたと感じましたか?(回答者数:10名)
回答結果
作業時間の短縮効果 | 回答者数 |
---|---|
10%程度の短縮を実感 | 1名 |
30%程度の短縮を実感 | 3名 |
50%以上の短縮を実感 | 3名 |
短縮につながらなかった | 1名 |
その他 | 2名 |
考察
30%以上の作業時間短縮を実感したユーザーは 6名(全体の60%) に達し、多くの回答者が「mashup」の導入による業務効率向上を実感していることが分かりました。
アンケート②:mashupの認知状況
【mashup】導入前の認知状況についてご回答ください。(回答者数:10名)
回答結果
認知状況 | 回答者数 |
---|---|
「mashup」を知っていた | 6名 |
「mashup」という名称は知らないが、ハイブリッドテロップシステムを知っていた | 2名 |
ハイブリッドテロップシステムを知らなかった | 2名 |
考察
8割の回答者が「mashup」またはハイブリッドテロップシステムを認知しており、導入前から一定の知名度があったことが分かります。一方で、認知度の向上に向けたさらなる情報発信の余地があると考えられます。